――――――――― From:そうちゃん ――――――――― 中庭 ――――――――― メールを見た後、私は手早くポッケに携帯を入れた後、ベンチから立ち上がった。 ―行かなくちゃ。それで、言わなくちゃ!この気持ち。 「ごめん、じゃあね!大紀」 私は大紀に苦笑いで笑いかけ謝った後、手を振り、立ち去ろうとする。 だけど、 それは大紀に手首を掴まれたことで遮られた。 「ちょっと待てよ!」