「送信っと…」 私は送信ボタン押し、携帯を握り締めたまま、屋上にあるベンチに座った。 「そうちゃんのばかーー」 なんて。私のが百倍バカだよね…。 臆病者だし…。 私は、いつの間にか目に溜まっていた涙が零れ落ちないように目を閉じる。