「え?」
俺の目が点になる。
そして、まるで熱気のベールをまとったかのように顔が熱を帯びた。
「だから、よろしければデートしてくれませんか?」
源氏の方も同じように顔を赤くして言った。
「いや、あの」
「都合が悪いようでしたら構わないんですが…」
少し寂しそうな表情の源氏。
うう、そんな顔で上目遣いするなんて反則だ。
「わかったよ」
「本当ですか!?」
先ほどまでの表情はどこへやら、ぱっと明るい表情でそう言ってくる。
あの顔は演技だったのか?
「ところでどこへ行きたいんだ?」
「どこでもいいです」
「なんだそりゃ。自分から言い出したんだろ」
「そうですけど、本当にどこだっていいんです。先生と一緒にいられれば」
「…」
そんなセリフ、キザな男が言うものだとバカにしていたが、いざ言われるとかなり照れてしまう。
くっ、せっかく今まで「クールな青山先生」を保ってきたのに台無しだ。
って、何を考えているんだ、自分は。
「よし、わかった。それじゃ、時間は明日の10時ちょうど。場所は駅前で」
「どこへ行くんですか?」
「…未定」
その返答に源氏は「いかにも決まってるような口振りだったのに」と笑っていた。
そんな俺達の様子を、奴はじっと見ていたんだ…。
俺の目が点になる。
そして、まるで熱気のベールをまとったかのように顔が熱を帯びた。
「だから、よろしければデートしてくれませんか?」
源氏の方も同じように顔を赤くして言った。
「いや、あの」
「都合が悪いようでしたら構わないんですが…」
少し寂しそうな表情の源氏。
うう、そんな顔で上目遣いするなんて反則だ。
「わかったよ」
「本当ですか!?」
先ほどまでの表情はどこへやら、ぱっと明るい表情でそう言ってくる。
あの顔は演技だったのか?
「ところでどこへ行きたいんだ?」
「どこでもいいです」
「なんだそりゃ。自分から言い出したんだろ」
「そうですけど、本当にどこだっていいんです。先生と一緒にいられれば」
「…」
そんなセリフ、キザな男が言うものだとバカにしていたが、いざ言われるとかなり照れてしまう。
くっ、せっかく今まで「クールな青山先生」を保ってきたのに台無しだ。
って、何を考えているんだ、自分は。
「よし、わかった。それじゃ、時間は明日の10時ちょうど。場所は駅前で」
「どこへ行くんですか?」
「…未定」
その返答に源氏は「いかにも決まってるような口振りだったのに」と笑っていた。
そんな俺達の様子を、奴はじっと見ていたんだ…。



