クリスマスイブ。
昼下がり、わたしが夕食の準備を始めていると玄関からドアが開き、そして閉まる音がした。
流星だ。
わたしはパタパタと玄関に行く。
「流星、おかえり」
「…ただいま」
そう言う彼女の様子がどことなくおかしく見えた。
「どうしたの?」
「…なんでもないよ」
「ならいいけど。それより、今日はクリスマスイブでしょ?今年もわたし、腕をふるっちゃうから去年みたいにびっくりしないでよ?」
わざと明るく笑顔で言ってみる。
「うん」
あれ?
いつもだったら喜ぶはずなのに。
ちょっと大人になったのかしら。
そんなとんでもない勘違いをして、わたしは夕食の準備を再開した。
今日の献立はエビピラフ、ローストチキンのオレンジソース添え、ルッコラのイタリアンサラダ、ビーフシチュー、イチゴソースのパンナコッタ、ということにしている。
冷蔵庫に手を伸ばした時、流星がタンタンタンと勢いよく階段を駆け上がる音がした。
あんなに急いで部屋に行って何かあるのかな。
まぁ、下手に干渉するとまたプライバシーの侵害がどうとか言ってくるので気にしないことにした。
そして皐示さんが来たのは、約束の18時を5分ほど過ぎた時だった。
昼下がり、わたしが夕食の準備を始めていると玄関からドアが開き、そして閉まる音がした。
流星だ。
わたしはパタパタと玄関に行く。
「流星、おかえり」
「…ただいま」
そう言う彼女の様子がどことなくおかしく見えた。
「どうしたの?」
「…なんでもないよ」
「ならいいけど。それより、今日はクリスマスイブでしょ?今年もわたし、腕をふるっちゃうから去年みたいにびっくりしないでよ?」
わざと明るく笑顔で言ってみる。
「うん」
あれ?
いつもだったら喜ぶはずなのに。
ちょっと大人になったのかしら。
そんなとんでもない勘違いをして、わたしは夕食の準備を再開した。
今日の献立はエビピラフ、ローストチキンのオレンジソース添え、ルッコラのイタリアンサラダ、ビーフシチュー、イチゴソースのパンナコッタ、ということにしている。
冷蔵庫に手を伸ばした時、流星がタンタンタンと勢いよく階段を駆け上がる音がした。
あんなに急いで部屋に行って何かあるのかな。
まぁ、下手に干渉するとまたプライバシーの侵害がどうとか言ってくるので気にしないことにした。
そして皐示さんが来たのは、約束の18時を5分ほど過ぎた時だった。



