超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

この調子でSクラスは順調に勝って行った。

あ、ちなみに私も勝ちました~!

あっぱれ!


「いや~、全勝だったね~☆」

「本当だな」

「あんまりに簡単すぎて変な感じね」

など、全ての科目が終わった時にそんな事を話していたが、

「まだ、終わりではありませんよ。皆さん」

「「「レベッカ先生!」」」

「どう言う事ですか?」

「まだ後一つの教科が残っています。この教科は全部の教科の得点を上回る点数を貰えるので、Aクラスも巻き返しが出来るんです。絶対に勝たないといけませんね」

ところで何の教科?

「ちなみに最後の教科は........実技です」


え.......

実技って事は.....

アビを使って戦うって事だよね?

「ちなみにチーム戦です。いつものペアで戦ってください」

「「「「なるほど」」」」

なるほどじゃな~い!

私、今まで一度も秀と一緒に戦った事無いし。


「俺がどうにかするから大丈夫だよ。結衣」

そうは言われても~.....(涙


「どういう順番で戦います?ま、会長達が一番最後って言うのは決まっていますが」

決まってるんかいっ!
じゃ、私は話し合いに参加しなくていいんだ。

「......と言うことで、美玖ペア、私達、杏樹のペアでいいわね?」

「「「「異議なし」」」」

って、決まるの早っ!


「だって、いつも通りですよ。これが常に普通の順番。たまに変わりますけどね」

へ~。

って言うかよくある事なんだ。


「これから最後の教科、実技の試合を始めます。最初の代表は出てきてください」

「「「「「わ~~」」」」」

わ~.....?

「って、何で観客がいるんですか!?」

「あ~、それはもう休み時間だし、Sクラスの戦いは戦いの勉強になるらしく、よく見にくるんだよね~☆授業として見学に皆来るわけだよ~☆」

恐るべしSクラス!

美玖ちゃん達が戦っている間に、私の近くにあのAクラスの女子がやってきた。

今度は何を言いに来たんだろう。