超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

.......25分後.....


「勝った~☆って、杏樹!?黒いオーラがっていうか、そう言えば杏樹、俺の事殺そうとしてんだった~☆忘っれってた~☆じゃ、俺すぐ帰ってくるから、待ってて~」


ダダッ。

あ、要先輩、逃げちゃった。

「逃がさないですよ。あの馬鹿。すぐ帰ってきます」

ダダダッ。

あ、杏樹ちゃんまで行っちゃった。


ま、確か次の教科って、

「次、技術」

だと思った。
ついに来てしまった私の番。

無理だわ~と言いたい所だけど、

「別に負けても構わないから、楽しんできてね」

と、秀。

「まぁ、大丈夫よ~。でも、頑張ってね」

と杏奈先輩。

完璧に私に期待なんてしていません☆って感じで何かムカつく。

絶対に勝ってやる!


「技術の勝負ではどちらが早くタイピングを出来るかを競います」

パソコンのタイピングか。

それだったら得意。


ま、私はどの位とか良く分からないけど。

「それでは30分打ち続けてください。よーい、スタート」

って、三十分!?
長っ!


それに相手は完璧に3年生の男子。
何かメッチャアニオタっぽいし。


.......引きこもり?


って、感じ。
でも、私には負けられない理由があるっ!

それは、

Sクラスの人に私も出来るって言う事を知ってもらう事!


「.....ね、ねぇ秀。何か結衣ちゃんから凄いオーラを感じるのだけど...あれ、何?」

「あ~...分からないよ。ま、以外に負けず嫌いなのかもね」


と、言う会話も聞こえたけど、
とにかく私はキーを打ち続ける!

30分!


私の指は最強よ!

なんたって杏樹ちゃんに5時間も数学の問題を解かされた後、
杏奈先輩に3時間漢字の練習を休みなしでやらされたからっ!

あの時は本気で指と言うか手が死ぬかと思った.....


と言う事だから、
そうとうな事じゃないと負けないんだからねっ!