超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

数時間後......


「うだ~~~!疲れた~~」

「大丈夫ですか?先輩。でも、このくらいで疲れてたらお姉ちゃんの授業受けたら死んじゃいますよ」

酷いッ!

一応私も頑張ったのに。

少しくらい労ってくれてもいいじゃん!!


「まぁ、一応頑張りましたね。これからも頑張ってください」

って、思ったら、言ってくれた...

でも、"一応"?


「はいはい~。結衣ちゃん、私とこれから国語のレッスンが待っていますよ」


うわ~ん。
これは地獄だ......

「地獄じゃなくて、ただたに結衣先輩の馬鹿さが今、出てきただけだと思いますが。勉強してこなかった罰じゃないですか?」

もう、言い返す気さえ出ない...


確かに、勉強はそこそこにして、遊びまくっていたからねぇ~。


「それよりも、私とのレッスン、始めましょ」


ズルズルズル......

私は杏奈先輩に椅子から引きずりおろされ、
杏奈先輩の部屋に連れて行かれた。

どちらかと言うと、


連行?



「.....これでよしっ」


「って、これ全部やるんですかぁ~!?」


私の前に置かれていたのは50冊はあるんじゃないかと思える程、詰まれた教科書とドリル。


「いや~。私の前に使っていたドリルと教科書全部見つけたから、これを使いましょう。頑張りましょうね~」



いやだ~~~~~~!


いつになったら私の平和な時間が帰ってくるの!?