超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

数時間後、
秀との地獄のレッスンは終わり、

ただ今、


「.....と、言うわけです。分かりましたか?結衣先輩?」

と、言う具合に杏樹ちゃんと理系の教科のレッスンをしています。

で、こんな問題、
分かるわけ無いでしょ~!


「こんな問題分かるわけないじゃん!」

「いや、分からないって、はぁ...本当に馬鹿ですね!どうしようも無いほど...」

「あはは~☆確かに。俺、杏樹の説明を分からないって言う人、Sクラスで初めて見た~☆」

え?
そんなに杏樹ちゃんって説明上手いの?


でもでも、Sクラスの人って人よりも容姿と能が優れているから、杏樹ちゃんの説明で分からないって事は無いのか。

やっぱり私は馬鹿だ...

「そんなにショボくれている暇があったら、少しは解こうと努力したらどうですか?ずっと年下に頼り続けるっていうのもどうかと思えるんですけど」


た、確かに......


「分かりました。杏樹先生」

「いいでしょう。では、もう一度説明しますから、今度こそ理解してくださいね。私はどんな馬鹿でも分かるような説明方法を考えます。なので、分からなかったら、いつでも良いので聞いてください。分かりましたか?」

「は、はい」

「ではもう一度、頑張りましょう。これは、この方式を使って.....」


こうして、私の長い長い理系(地獄)の教科のレッスンが始まりました。