超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ


「あ、そう言えば、私レポートを書き終えていませんでした。どうしましょう」

え...

試合中にそれ?
余裕っすね~。

「そんな事より杏樹、そのボール壊したらどうなの?」

「あ、確かにそうですね。そうします」

バッシャ~。

「あっ」

あらあら。
洪水だよ。

「あ、そういえば、勉強まだ終わっていなかったんだった。と、いう事で、あとはお姉ちゃん頼みます」

うん...っては!?

気づいた時にはもう杏樹ちゃんはブレスを要先輩から貰っていて、
部屋に瞬間移動で帰っていた。

裏切り者~~。

「ま、杏樹らしいわ」

「そうねぇ。まぁ前科があるから仕方ないわよねぇ」

前科、あるんだ...

「それよりもぉ、いいのぉ~?美波にぃ、負けちゃうよぉ?」

「誰が負けるですって?私達はSクラス。貴方に負けるわけないでしょう」

確かに。

「それよりも、俺、早く帰りたいから~、早く決着つけてくれない~☆?」


え?
要先輩、それですか?

絶対杏樹ちゃん絡みですよね。

「あんたに言われなくてもそうするわよ」

杏奈先輩も...


結局、
杏奈先輩のメチャクチャパワー炸裂って感じで、

雷ドッカーン!

しかも、残りのメンツ全員に器用に当たっているし。

最強ここにありって感じだね~。