「あ、そう言えば、私レポートを書き終えていませんでした。どうしましょう」
え...
試合中にそれ?
余裕っすね~。
「そんな事より杏樹、そのボール壊したらどうなの?」
「あ、確かにそうですね。そうします」
バッシャ~。
「あっ」
あらあら。
洪水だよ。
「あ、そういえば、勉強まだ終わっていなかったんだった。と、いう事で、あとはお姉ちゃん頼みます」
うん...っては!?
気づいた時にはもう杏樹ちゃんはブレスを要先輩から貰っていて、
部屋に瞬間移動で帰っていた。
裏切り者~~。
「ま、杏樹らしいわ」
「そうねぇ。まぁ前科があるから仕方ないわよねぇ」
前科、あるんだ...
「それよりもぉ、いいのぉ~?美波にぃ、負けちゃうよぉ?」
「誰が負けるですって?私達はSクラス。貴方に負けるわけないでしょう」
確かに。
「それよりも、俺、早く帰りたいから~、早く決着つけてくれない~☆?」
え?
要先輩、それですか?
絶対杏樹ちゃん絡みですよね。
「あんたに言われなくてもそうするわよ」
杏奈先輩も...
結局、
杏奈先輩のメチャクチャパワー炸裂って感じで、
雷ドッカーン!
しかも、残りのメンツ全員に器用に当たっているし。
最強ここにありって感じだね~。

