超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

「要、コレ持ってて」

「えっ?...いやいやいや、これ、ダメでしょ!?杏樹~~」

あれ?
ついこの前杏樹ちゃんのブレスが壊れて、
部屋にこもっていたような...

って、そのブレス外したら意味無いでしょ~~。

「じゃあ、慶もこれ持っててぇ~」

「........」

「じゃあ、「杏奈はダメだ」

「チッ」

杏奈先輩は取る前から拒否。

あははってうわっ。

笑っている場合じゃなかった。
そうだよね~今、決闘中なんだから凶器だってあるよね~って、
え?

「あの~、武器ってオッケーなの!?私、聞いてないんだけど」

「本来はだめですけど、Sクラス相手ならオッケーなんです」

き・い・て・な・い!

シュゴッ

何か変な音がした...

って風~~?

ピッシャンゴロゴロゴロゴロ。

あの、今、青空なのに雷落ちてきた...

ジャバジャバ。

あれ~?

どこからこんな水が?


って、美玖ちゃん!?

なんと!
美玖ちゃんがウォーターボール作ってます!

両手に一つずつ。

すごーい。

まぁ、私はもう驚かないけど。

ちなみに私は地道にその辺の物を投げてます。
(念力で)


「え~、杏樹~流石に制御ブレスは着けようよ」

「すぐに決着をつけます」

まぁ、この時点でSクラスのが有利。

しかも、何気に杏樹ちゃん、瞬間移動して逃げてるし。

『一発で決めるからぁ、皆杏奈先輩のところに非難してぇ~』

杏奈先輩のところか。
そういえば杏奈先輩は守る側の人だもんね。


「ほらほら。私の後ろに来て」

「はい」

あれ?

「杏樹ちゃんは?」

「ああ、あの子は要のところに行ってブレスを返して貰っているわ」

「いっけぇ~~」

「そうはいきませんよぉ~~」

ヒュン

あ、
ウォーターボールの起動が変えられて杏樹ちゃんや審判がいる方向に...

「杏樹ちゃん、危ない」

「何で私なんですか。もうメンドクサイです。お返ししましょう」

ヒュン。

あ、また起動が逸れて、しかも雷付きみたいになってる。

「えっ、それってあり?」

「えっ!?どういう事ですか?」

「いや、杏樹、あんなアビを持っていなかったような気がしただけよ」

へ~~って、不思議だねぇ~。

ヒュン

「「またか~」」

またまた起動が変わり、杏樹ちゃんの方へ。

ああ。
これからウォーターボールキャッチボールみたいなのが始まっちゃうよ。

試合は放棄?