「え~♥でも、あたしぃ、秀会長のパートナーがいいですぅ♥」

ああ、何か喋り方が段々ムカついてきた。
ってか、秀のパートナーは私だし。

「でも、杏樹さんが抜けたので、要さんのパートナーになってもらうしか.....ねぇ、結衣さん」

「俺のパートナーは結衣だけですから」

ホッ。

ん?
何で今ホッとしたんだろう。

「え~でもぉ、あたしのがぁ~その結衣って子よりもぉ、女性としてのぉ、魅力があるしぃ♥それにぃ、あたしのがぁ、強いしぃ?♥」

落ち着け。
落ち着け私。

ガラッ。

「先生。私、追い出されました。流石にBクラスには強すぎる、だ、そうです。どうしましょう」

黒いっ!

杏樹ちゃん絶対に凄い力使った。

でも、そのくらいこの女が嫌いなのかな。


「え......何をしたんですか?」

「いえ、普通に練習試合をしたら、相手がめっちゃビビッて逃げ腰で、次の相手は現に逃げました」


「「「「「.......何をしたんだ」」」」」

「いえ、特に何も」

凄い。
相手が逃げるってどんな戦い方をしたんだか。

「じゃ、じゃあ、倉川さんには杏奈さんの手伝いを...「私、全然仕事無いのですが」

何か先生困ってる。
まぁ、そりゃそうだよね。

「って言うかぁ、Sクラスの女の人達ってぇ、色気無いですよねぇ~♥それにぃ、可愛い美波に嫉妬でもしてるんですかぁ~♥」

ボゥ.......
ピッシャンゴロゴロゴロ......
ヒュ~~~~~

「ちょちょちょっと、杏奈さん!?杏樹さん!?美玖さん!?」

「今、なんて言いましたか?倉川お・ば・さ・ん?私は貴方よりも若いです。それに、完璧に絶対的に貴方よりも強いですよ(黒怒)」

ここここここ怖い!
燃えてるし。

「だから、杏樹~、熱いってば~☆」

「私も貴方よりは色気があると思うのだけど...それに、強いと思いますよ?」

「杏奈も、俺の携帯壊れるから止めろ~」

杏奈先輩も怖い。
雷......

「私はぁ、強いか分かりませんけど、仲間のお化けちゃんに手伝って貰えれば貴方をコテンパンに出来ますけどぉ?」

って、お化け!
お化けだらけ!

怖いよ~。


「.........ならば、練習試合をすればいいんじゃない?」

「「「あ、そっか(ですね)練習試合か」」」