超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

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(秀side)


俺はシンプルに黒いジーンズとベージュ色のコートを羽織った。

ちなみにブーツは黒。

俺って黒いね。


「待ったか?」

悟か。

「そんなに待っていない。それより、他の2人がいないし」

「そうだな」

ぽんっ。

「いや~お待たせ~☆ちょっと朝からイザコザがあってねぇ~☆朝から杏樹が激怒で...怖かった。あの子俺の事嫌いなのかなぁ。俺の事殺しそうな勢いだったけど...?」

「「お前は朝から何をやったんだ~!!」

お、俺と悟が珍しくハモった。

「ハッピーアイスクリーム」

「って、秀はいつの時代の人だよ!!」

「いや~、特にこれとした事はしていないんだけど~☆何で杏樹朝から鬼のようだったんだろう?いや、朝からだったっけ...?」

要が軽く混乱している。

まぁ、いいや。


「.....待たせた」

「いや、別にいいよ。よし、全員揃ったから、いざ出発!」

「お前は幼児か」

「俺、一応、お前の先輩なんだが」

「ああ、でも、秀は何か別だな。実際、精神年齢俺のが上だし」

「.....いや、杏樹が一番大人だと思う」

「そう言えば、そうだな。で、一番下が杏奈と要って所か」

「悟、どうして杏奈?」

「だって、あいつと要って黒いし、杏樹取り合っているし。正直もっと大人になって欲しい。杏樹を見習えよ」

「杏樹は妙に大人びているからねぇ~☆そこが良いんだよ~☆」

「あ~、はいはい。次に大人なのが慶かな」

「......俺?」

「そうだろ。だって、慶はマトモだし」

「そうだな。次に子供なのは結衣だな」

「「「納得」」」