要side

あ~~~~~~~。

何処だよ杏樹。

さっきは教室にいたけど...

もう一度俺の部屋を見てみるか。


ガラッ。

「あ、要。おかえり。何処行ってたの?」

「って、それはこっちの台詞じゃ~」

おかえりじゃないよ。

「え?私は最初からここにいたわ。ちょっと、気配を消していただけで」

「何故に気配を消した?」

なんでやねん。

ってツッコミたい。

「いや、新しいアビだったから、使い方の練習に...」

「いやいやいや、アビを今使うなよ!だって、制御ブレスが...って新しいの手に入れたの?」

なんとっ!

杏樹の右腕には銀色の太いブレスレットがガッチリと着いていた。

「だから、これありがとう」

ポイッ。

と、返してきたのは俺のブレス。

ちなみに茶色い皮で出来たもの。

だから、見た目はカウボーイがつけていそうなモノ。

だから、服を選ぶのが大変で、大変で。

ちなみに結衣チャンは制御ブレスがありません。
あの子が唯一制御ブレスの無いSクラスメンバー。

俺のブレスは、18級。
それから銀のピアスが15級。

杏樹=20級ブレスレット&10級、銀色音符型ピアス&月の柄付き小指用指輪(8級)(アビの数が多いから)

悟=18級

杏奈=15級×2の金色の細いリング型ブレスレット

秀=18級の銀のブレスレットと12級の金の太い指輪。

美玖=ピンクでキラキラしている15級の太いブレスレット。

慶=深い青の16級のブレスレット。

と言う感じの制御アクセサリー。

ブレスレットが一番性能が良い。

それに、おしゃれだし。

「でも、今日はもう遅いでしょ。だから、部屋で待機」

「はぁ。分かってるよ」

「あれ?杏樹ちょっと性格柔らかくなった?」

「柔らかくなったって何?それより、結衣先輩と秀会長どうなるかな?」

「ああ、あの2人か。出来れば極力あの女を避けるベキだね。あの女は怖い」

「へ~?(怒)なんでそんな事を知っているのかなぁ~?」

うっ!
そこに突っ込んでくるかっ。

「べべべべべべ別に~~☆(汗」

「ふ~ん。ま、いいわ。それより、あの2人は良い人だからくっ付いちゃえばいいのに」

「まぁ、確かに」

「でも、少しハプニングが起きそう」

「ああ。そうだね。ま、見守って行こうか」

それが一番良い方法だな。
きっと。

要side 終わり