杏奈side


「......ん。あれ?...ここはどこ?」

暗い。
それに、さっき、首元がチクッってして、倒れちゃったんだっけ。

「あれ?杏樹?結衣ちゃん?美玖?」

「あいつらは違う部屋だぜ」

「あなたは誰?」

「俺は、ウノ。お前専用の人間だ。お前はこれから少しの間、俺の玩具だ」

お...も...ちゃ?

「私はそんなのじゃないわ」

「金髪、巨乳の美人。俺の好みだわ」

そんな目で見ないで!

「近寄らないで!」

「そんなに嫌がらなくてもいいじゃねぇか。少し遊ぼうぜ」

ジリジリと近寄ってくる茶髪の男。

「触らないでっ!!」

私は第二のアビ、雷のアビを使った。

「あれ?」

アビが...

アビが使えない。

「気づかなかったか?その紐にはアビが仕掛けてあるんだよ。だから、動けない」

どうしよう。

誰か助けて......