超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

「あ、そういえば、結衣先輩のためにこの宿題会を開いているんでした。お姉ちゃんが国語を教えて差し上げたようですね。では、私が数学を見ますね」

「あ、うん。お願い」

ああ、何だか、小学生に勉強を見てもらう高校生って変な感じ。
まさにシュールな光景って所かな。

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2時間後.....

「あ~~~疲れた~~」

「お疲れ様です。よく頑張りました」

「ありがと~」

杏樹ちゃんの教え方は凄く上手く、
分かりやすかった。

「じゃ、少しリフレッシュしに、町に出ない?」

杏奈先輩、良いアイデア。

「私も行きたいわぁ」

「私はどちらでも、良いです」

「じゃ、女だけで行きましょうか」

「たまには、いいわねぇ。そうしよぉ」

珍しい。
女だけなんて。

ガールズトークが久しぶりに出来るなぁ。

「え~。杏樹行っちゃいうの~☆?」

「ええ。杏樹は私達と一緒に行くの。あんたはお留守番。さ、行くわよ。杏樹、結衣チャン、美玖」

「じゃあねぇ」

「はぁ、私の勉強時間が.....何時になったら私はしっかり勉強に取り組めるのか...」

何だろう。
この温度差は...

めっちゃ杏樹ちゃん凹んでるし。

「では、行ってきます」

「いってらっしゃい。結衣」

と、秀は普通に返してくれた。


で、私達は寮に帰って着替えて、町へと向かった。