超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

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「ふぅ~~~~~」

疲れた。
ってか、難しすぎる。

「よく出来ました。完璧よ。それよりも、杏樹が帰って来ないわね。どうしたのかしら」

本当。
私がここに来てからもう2時間経っているのに、まだ帰ってこない。

ガラガラッ。

「だから、杏樹~。ごめんって言ってるじゃん」

「Huh,let me think...No, never ever. I can not forgive you.」

あ、帰ってきた。

「あらまぁ、要は何をしたのかしら。相当怒らせないと日本語喋れなくはならないはずだけど?」

杏奈先輩からどす黒いオーラが出だした!

ってか、どんな子!?
怒ると日本語が喋れなくなるとか。

「だからゴメンって~」

「ok. If you want me to forgive you, I need to beat you until you can not move. OK?」

え~っと?

何々?

もしも貴方は私に許してもらいたいならば、私はあなたをボコボコにします。貴方が動けなくなるまで。良い?

(読者の方々、皆さん、英語の受け方は人によるものなので、間違っていたらすみません)

って、怖っ!
杏樹ちゃん怖っ!


「流石、杏樹。私の妹」

そこで言う!?

やっぱり実質上、一番強いのは杏樹ちゃんかも。

「.......まぁ、それで許してくれるならいいよ」

え?
以外に要先輩ってM?

「Ah,so. Gut」

あ、また言語が変わった。

「ああ、気が済んだわ」

次の瞬間、倒れている要先輩がいた。
が、無傷だ。

「あら、杏樹ったら優しいのね。時間をとめて、フルボッコにして、治してあげるなんて」

律儀だ.......

「杏樹は意外と優しいところあるよな」

「いえ、ただ、見苦しい要を先輩方に見せるわけには行きませんでしたから。でも、しっかりフルボッコにしたので、スッキリしました」

「ああ、でも、要、気失ってるけど...?」

うん。
秀の言うとおり、要先輩は気を失っていた。

「まぁ、いいじゃないですか。ソファーに寝かして置きましょうか。これじゃあ、粗大ゴミですし。おいしょっと」

杏樹ちゃんは要先輩を普通に抱っこして、ソファーに寝かしていた。
シュールな光景だ。

でも、粗大ゴミって...

まぁ、確かにドアの前で倒れられていたら、困るけどね。

「はっ!ここは何処!?」

「あ、要、起きちゃったんだ」

「え?起きちゃったんだって何でそんなに悲しそうなの?」

「別に関係ないじゃないですか」

杏樹ちゃん...
絶対にSだよね?
軽く、女王様的な感じになっているし...

まるで、
『私の靴でも、舐めてなさい』
的な?

まぁ、いっか。
そこは気にしないで置こう。(しろよっ!)