超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

「あ、結衣早いね」

「いや、早いって秀はもう着替え終わっているじゃん」

秀が言う台詞じゃなくない?

「ま、それよりも、宿題と筆記用具もって宿題をやりに行くか」

「うん」

えっと、宿題はこのめっちゃ分厚い紙の束。

ってか先生達宿題出しすぎじゃない?

絶対500枚はあるよ!?

まぁ、それだから杏樹ちゃんは見越して私のために宿題会をしようって言ってくれたのかもしれない。案外やさしいな。

「結衣?もういい?」

「あ、うん。今行く~」



ガチャン。




****************

Sクラス教室。


ガラッっと教室のドアを開けると、そこには私達と杏樹ちゃん達以外はいた。

って、何で杏樹ちゃん達がいないわけなのさ。

「あ、あはよう。結衣ちゃんと秀」

「おはようございます」

「おはよう」

「あ、杏樹達は今実践中」

あ、なるほど。
たしか実践の授業の宿題もあった気がする。

で、いつも通り杏樹ちゃんと要先輩が行っているのか。

ま、それより宿題を始めないと。

...........

って、それが出来ないから来たんだった!

「あ、国語なら私が手伝えるわよ?手伝いましょうか?」

と、ナイスなタイミングで杏奈先輩は私に声を掛けてくれた。

「あ、ありがとうございます。お願い致します」

「じゃ、始めましょうか」


と、国語がスタートした。