超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

結衣side

「結衣~?結衣、起きて」

何だ~?
ウルサイな。

「起きないと...こちょこちょしちゃうよ?」

「うぎゃほっ!起きました!目パッチリです!はい」

「すっ凄い起き方...ぶぶっ」

「いやいや、朝から爆笑しなくても...あ、それより、何で秀が起こしてるの?」

だって、私、毎日目覚まし時計使っているし...なんで?

「え?ああ、だって、3回目覚ましなっていたけど、結衣の起きる気配がゼロだったから。だから起こしたまでの話」

ああ、なるほど。

「いやいや、すみませんでした。でも、今日って何かあったっけ?」

う~ん。
思い出せない。

「いや、今日は昨日の勉強会の続き。昨日、出来なかったでしょ?だから、杏樹が、結衣先輩が心配ですから、秀会長、お願いします。ってさ」

杏樹ちゃん...
そんなに私を信用していないのか?

「でも、現に結衣はまだ宿題、全然やってないじゃん」

「いや、こんなの出来るわけないでしょ!?」

もう、これ高校の範囲じゃないよ!?
確実に大学だって。

「?でも、杏樹もそれやってるけど?」

!?
なんですと~!?

信じられへんでぇ~。

「じゃあ、頑張ろ~!って事で着替えてください。結衣さん」

ガチャン。

そう言って秀は私の部屋から出て行った。

ま、制服に着替えるだけだから、すぐに終わるけどね。

ささっと。

「もう良いよ~」

私はそう言って部屋から出た。