超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

「秀先輩、結衣先輩と一緒に帰っていただいても、よろしいでしょうか?」

「え?ああ、うん。結衣、行くよ」

「あ、うん。頑張ってね、杏樹ちゃん」

「ありがとうございます」

何だったんだろう。


それから、

数分の間、要先輩の悲鳴が聞こえていたのは、

まぁ、ほっておこう。

自業自得って所かな。


「秀。今、何時?」

「えっと、今、18時だよ。あと6時間だよ」

「お腹空いた~」

「本当だね。あ、そろそろ晩御飯の時間だから、カフェテリアに行くか」

わぁ~い。

「ご飯。ごっ飯。やった~」

「結衣って結構食い意地張っているよね」

「酷い!そんなには張っていないもん」

「そんなにって事は食い意地は張っているんだ」

「うっ...」

鋭い所を突いてくるなぁ。

ま、それでこそ秀だけどね。