「これ可愛い!」

「これも可愛いわよ」

私達4人はとある町にある、とあるドレスの店。

しかし、ここの店のドレスは可愛いけれど、高い物ばかり。

「結衣先輩にはそのドレスは似合いませんよ。それこそ豚に真珠です」

「酷っ!杏樹ちゃんの毒舌度が上がった?」

「杏樹、言いすぎ」

「そうでしょうか?でも結衣先輩にその肌の露出はないでしょう」

ちなみに私が見ていたのはオレンジ色のビスチェドレスでプリンセスラインのスカート。

「結衣先輩は結婚式だと思っているんですか?これはあくまでパーティーです。そこを忘れずに選んでくださいね」

「分かってるよ」

杏樹ちゃんは流石で、浮かれている私に釘を刺してくれた。

まぁ、たしかにそうだけど、年下に言われるのは抵抗があるなぁ。


「美玖先輩は決めましたか?」

「あたしはぁ、このピンクのマーメイドラインのビスチェドレスぅ」

美玖ちゃんは結構露出好きなんだね。

それに体のラインがクッキリと出るマーメイドラインのドレスかぁ。

なんとなく美玖ちゃんらしい。