「首はやめていただきたかったです」

と、本音を言うと、

「じゃあ、何処がいいの?」

と、色っぽく聞かれたので、

「いえ、何処もイヤです。あ、これあげる」

と、私はプレゼントの事を思い出したので渡したら、

「杏樹。空気を読もうね。でも、まぁありがとう。あ、こっちは杏樹の。あげる」

と、何か注意されたけど、要は水色の箱に白いリボンの箱をくれた。

「開けてもいい?」

「いいよ。こっちもいい?」

「もちろん。どうぞ」

がさごそ。

がさごそ。

「あ、クロスのネックレス。ありがとう」

「いいえ。要、気に入った?」

「ああ。もちろん。で、杏樹は?」

ちなみに私が貰ったのは綺麗な指輪。

「ありがとう。とっても気に入りました。これは...何の石?」

「ああ、これはダイヤモンドだよ」

はっ!?

「ダイヤモンド!?高かったでしょ!?」

「ああ。もちろん。大切にしてな。ちなみにダイヤモンドの宝石言葉って知ってるか?」

「知らない」

だって、そんなの調べた事無いもん。

「宝石言葉は永遠の絆。それから純潔。杏樹にピッタリでしょ。ちなみに絆のほうは俺と杏樹の絆な」

そうかなぁ。

って、

「もしかして、要って私の事口説いてる?」

「え~☆それは杏樹が可愛いから。いつになったら俺の妻になってくれる?」

そんな事言われても。

「私はまだ小さすぎるし、要だって、私以外の人と結婚するかもしれないでしょ」

「いや~。俺は杏樹が16歳になったら杏樹と結婚するつもりだし。で、この指輪は俺からの婚約指輪みたいなもん。で、俺のモンって印」

結局、要の独占欲ですか...