超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

「結衣もいらない事は知らなくていいんだよ。分かった?」

何か...

何か秀が怖い。

口は笑っているけど、
目は笑っていない。

「結衣?分かった?」

「ははははは、はいい~」

「そ♡分かればいいよ。そういえば、そろそろ杏樹達がプレゼントを浮かせる頃だよ」

へ~。
そろそろか。

「皆様、楽しんで貰えているでしょうか?楽しんでいる方は邪魔をして、すみません。これからプレゼントを配ります。ちなみにプレゼントは一人一つずつです。よろしくお願い致します。では。せーのっ」

杏樹ちゃんが声をかけると、

空中にプレゼントが出てきて、

バババババッ!

落ちてきた。

「って、これじゃ、当たったら痛いよっ!?」

「そりゃねぇ。あ、これ俺の。」

秀はちゃっかり一つ取っていた。

バスっ。

「痛。私はこれで良いか」

「何入ってた?俺は1時間女子になれる薬...はぁ」

なにそれ!?

がさゴソ。

えっと...

「なんだろ?ホレ薬?」

「それは、後で没収。そういえばこの学園には薬調合のアビとかそんなのが多かったっけ?」

「そうだよ...~☆」

うげっ!?

「要、何でそんないじけてんの?」

「だって、だって~(涙)俺の杏樹を...美月取られた~(涙)」

って、そんな事かい(ツッコミ)

「そんなのいつもの事じゃん。ってか、杏樹、今他の高等部の男子生徒と楽しそうに喋ってるけど。あれ良いの?」

サーーー。

おお!
音がしそうな位要先輩の顔色が青くなったよ。

おもしろっ!