秀 side
.......何故だろうか。
何故、この女は決して苗字を言わないのだろうか。
俺にはそれが不思議でたまらない。
それに、
杏樹がすんなりSクラスから移動するのもおかしい。
何かがおかしい....
「秀君。どうしたの?」
「なんでもないよ。ただ、考え事をしていただけ」
「そう」
そう言って微笑む女は新しくSクラスに入った女子、
『星美』
誰かに似ている...
それより、どうして俺と一緒に学校に来たいなんていったのだろうか。
不思議だし、不自然過ぎる。
「おはよう。星美ちゃん。秀」
杏奈か。
「おはよう。星美さん」
「おはよう。月ノ宮さんに知念さん」
結衣も。
でも、完全に結衣、俺に怒ってるな。
「ちーっす。ってか、秀。どうにかしろよ」
は?って言うか悟。
いつの間に...
「俺、学校来る意味とかねぇわ...」
うわ~.....
「要...もう少しその依存症を治せないのか?」
「無理.....俺、杏樹の存在が俺の存在意義だから...」
前にもこんな事があったような、
無かったような...
「要先輩って、昔からこうなんですか?」
「う~ん。そうかもね。要ってば昔っからそうかも知れないわ。結衣ちゃんの言うとおり」
それにしても、結衣は俺の事完璧に無視しそうな勢いだよな。
出来ればそれだけはやめていただきたいな。
.......何故だろうか。
何故、この女は決して苗字を言わないのだろうか。
俺にはそれが不思議でたまらない。
それに、
杏樹がすんなりSクラスから移動するのもおかしい。
何かがおかしい....
「秀君。どうしたの?」
「なんでもないよ。ただ、考え事をしていただけ」
「そう」
そう言って微笑む女は新しくSクラスに入った女子、
『星美』
誰かに似ている...
それより、どうして俺と一緒に学校に来たいなんていったのだろうか。
不思議だし、不自然過ぎる。
「おはよう。星美ちゃん。秀」
杏奈か。
「おはよう。星美さん」
「おはよう。月ノ宮さんに知念さん」
結衣も。
でも、完全に結衣、俺に怒ってるな。
「ちーっす。ってか、秀。どうにかしろよ」
は?って言うか悟。
いつの間に...
「俺、学校来る意味とかねぇわ...」
うわ~.....
「要...もう少しその依存症を治せないのか?」
「無理.....俺、杏樹の存在が俺の存在意義だから...」
前にもこんな事があったような、
無かったような...
「要先輩って、昔からこうなんですか?」
「う~ん。そうかもね。要ってば昔っからそうかも知れないわ。結衣ちゃんの言うとおり」
それにしても、結衣は俺の事完璧に無視しそうな勢いだよな。
出来ればそれだけはやめていただきたいな。

