超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

結衣 side

次の日.....




今日も学校かぁ。

面倒臭いなぁ


実は今日の朝、



『ごめん結衣。俺、ちょっと今日は星美と先に行くから。後で来て!』



まったく、
あの人は.....


トントン



ん?

朝から誰だろ?


「結衣ちゃん。迎えに来たわよ?」

あ、


「杏奈先輩!」


まさか、
秀、実は私のこと、ちゃんと心配して...?

「結衣ちゃん方向音痴っぽいから、心配で...だから迎えに来ちゃった♪」




って、違うじゃん!

杏奈先輩の優しさだった。



何、私ってば、何て恥ずかしい人間!


「....結衣ちゃん、何で壁に頭突きしてんの?」

「いえ、ただ、私は凄く恥ずかしい人間だと思ったからです。はい」


「...なるほど。それより、早くクラスに行かないと。ね?」

「あ、はい」


もう制服に着替えているから、
出るだけだけどね。