超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ



「うん。それは知ってる。でも、何故に結衣チャンが迷子になる前、寮に帰ってこなかったの?普通、寮に帰ってきて、知るでしょう」

そですね。

うん。


「女の感ってヤツです。良く当たるって言うじゃないですか?」

「そんなので誤魔化すつもり?俺はそこを聞いてるんじゃなくて、何で先に寮に帰ってこなかったのかを知りたいんだけど。結衣チャンと会うまで、時間のブランクがあるんだけど」


やっぱり、気が付いちゃいましたか。

昔っから変な所に気が付きやすいんですよね、この人。



「美月と喋ってました」

「そんなに長い間?」


「で、その後、千里眼のアビを持つ子に結衣先輩が、この学園の敷地内で迷子になってると聞きました」


「ふーん。で?」

「で、結衣先輩を見つけました」


「杏樹。その後は?」

「結衣先輩と話しながら帰ってきました」

「カタツムリ並みのスピードで歩いてきたの?」

「........」


なんで、この人はこんなにツッコんでくるのでしょうか。

うざいほどツッコんできますよね。



「はい。俺の勝ち♪と言う事で、いってもらいましょうか。結衣チャンとどこに行ってたの?」


なんで、そんなの知りたがるんでしょうかね。


「ちょっと、寄り道を」


何か、そんなに聞かれると、
言いたくなくなります。

反抗期でしょうかね?