超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

その頃...

杏樹&要の部屋

杏樹 side



「はーなーしーてーくーだーさーーい」

「え~★ヤダ♪」


いやいやいや。

何でですか!?
別に離してくれてもいいじゃないですか


「なーんーでーでーすーかー?」

「...杏樹。その喋り方、やめようか。なんか凄い小さい子を相手にしてるみたいで、イヤ」

現に、私まだ小6なんですが。


「要の中で小6はガキじゃないんですか?」

「まぁ、一応はいるかな?」

まぁ、そうでしょうね。


え、
って事は、


「まさかの、ロリコンだったんですか!?」

「いやいやいや。まとうよ、杏樹。俺、そこまで言ってないんだけど」

「だって、私まだロリに入る年齢じゃないですか」

「そこらへんの定義ってどうなんだろうね」

うわっ。

知りませんでしたよ。

まさかの要がロリコンだったなんて。


あ、じゃあ、私が成人したら、
要は5歳くらいの女の子と付き合い始めるのかぁ。

何か変なの。

浮気するんなら、
もう少し大人の人にしてほしい。

まぁ、浮気して欲しいわけではないですけど。


「ねぇ。杏樹、引いてるところ悪いんだけど、俺別にロリコンじゃねぇよ」

うーん。

何となく信用できませんね。


「って言うか、もうすごい話ずれてんだけど。どうするつもりかなぁ?杏樹ちゃん。そろそろ話戻さないと、埒が明かない」

ちっ。

話を戻されました。

離れたと思っていましたのに。



「ちょっと結衣先輩とお出かけしてただけです」


それに変わりはない。