「決まってるじゃ~ん★俺だよ。お・れ・★」
うわっ!
黒!
ってか、怖っ!
「と、言う事だから、杏奈。俺に杏樹を渡してくれないかなぁ~?★」
「う~ん...まぁ、今回は頼むわ」
頼んじゃうの!?
こんな黒くて、怖い人に!?←先輩だけど
「ありがとう。さて、杏樹~...(黒微笑」
「ウワ~...イヤな予感しかしませんね」
「あ、生きてた」
「いや、生きてますよ。結衣先輩。人を勝手に殺さないでください」
あはは~☆
「あ、でも、ちょっと待って要。結衣先輩に言う事があるんでした」
ん?
なんだろう。
そう思っていると、
杏樹ちゃんは私の耳元に囁いた。
『...................』
んな!?
「ま、そういうことで、すみませんでした」
と、いいながら、引きずられていく杏樹ちゃん。
「要先輩」
「ん~?なぁに?結衣ちゃん」
満面の黒笑の要先輩が振り向く。
「じゃんじゃん、杏樹ちゃんを罰してください」
「大丈夫。心配しなくても、そのつもりだから~★」
「....なんて事を言うんですか...結衣先輩。裏切りましたね...」
さっき、杏樹ちゃんがあんな事を言うからだ。
もう、知らない。

