超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

「結衣。似合っているよ」

と、秀はニッコリと微笑みながら言った。

「...ありがとう//秀もスーツ似合ってるよ」

「ああ、ありがとう」

「杏奈も似合っているぞ」

「あら、ありがとう。あなたも様にはなっているわよ」

「何だそれは。お前は素直じゃねぇよな」

「あら、貴方には言われたく無いわ」

杏奈先輩と悟先輩が言い合いをしていた。

「杏樹も似合っているよ~☆」

「...お世辞は結構です。どうせ、他の女の子にも言っているんでしょ」

キビシーお一言。

「そんな事無いよ~☆」

「.....いや、杏樹の言う通りだと思う」

「慶!?この裏切り者っ」

「でも、そうじゃない。要はいつも女の子口説いてるし」

「「「そうそう」」」

「......もういい」

「そうですね。では行きましょうか」

そう言えばざわつき始めたなぁ。


「先輩方。気をつけてくださいね」

「は?」

「結衣、行ったらわかるよ」

へ?


事実を知るのはもう少し後の話。