結衣side

数日後.....

今日から学校だよ...
憂鬱。

「で、結衣は何で朝からそんな陰気臭い顔をしてるんだ?」

「今日から学校だから」

「学校嫌いなタイプだったんだね。まぁ、それより今日は始業式があるから忙しくなるよ」


はっ!
そうだ!
今日は始業式があるんだった...

やだなぁ。朝から。

あ、そういえば、

「杏樹ちゃんと要先輩って今日は学校に来るのかな?」

あれからずっと、杏樹ちゃんの熱が下がらなかったみたいで、
全然会っていない。

「来ると思う。今日は始業式で杏樹は学校をできるだけ休みたくない派だから。で、要も杏樹が行くなら...ってなって最終的には二人ともくる」

凄い理由だね、要先輩。
学校に来る理由がそれって...

「おはようございます。秀会長と結衣先輩」

「おっはよ~☆2人とも~☆」

あ、噂をすれば、

「要先輩と杏樹ちゃん!」

「あ、2人とも、ちゃんと学校に来たんだ」

「ご迷惑をおかけしました」

ペコリ。

杏樹ちゃん、ご丁寧にお辞儀まで...

「いえいえ。全然大丈夫だよ」

と、言うか原因は要先輩では無いか!
何故に杏樹ちゃんが謝るのさ!

そして、私と同じ考えだったのか、
秀が、

「やっぱり杏樹の方が精神年齢高いか...」

と、呟いていた。

「なんだよ~☆それは聞き逃せないなぁ~★」

うわっ。
目が笑ってないし、星が黒い!

「あの、会話中すみませんが、
このままじゃ、
遅刻しちゃいます」

やばっ!

それを聞いた瞬間猛ダッシュ!


間に合いますように!






Chapter Fifteen end