超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ


「結衣先輩、着替え終わりましたか?」

杏樹ちゃんが聞いてきた。

「まぁ、一応。でも、チャックが閉まらなくて...」

「ちょっと、待っていてください」

ジジッ。

「はい。終わりました」

「ありがとう。杏樹ちゃん」

杏樹ちゃんが後ろのチャックを上げてくれた。

「いえいえ。では、行きましょう。先輩」

「うん」

「杏樹~、結衣ちゃん~。早く」

「はーい」

そろそろ行こう。


「待った?」

と杏奈先輩が男子組に聞くと、

「「「別に」」」

と言う答えが返ってきた。


「結衣は?」

「私?」

秀は、いつもに増してカッコ良かった。