超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

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「って、多い!?」

「何だこの数は.....」

なんと!
言われた場所に行くと、
見渡す限り、

生徒、生徒、生徒。

ちなみに他校生です。

「倒しても、倒しても、きりが無いわぁ」

本当だよ。
と、言うか相手の学校、どんなマンモス高だよ!

「って、言うか、どこ高校だ!?」

「ええ!?悟君!?どこの高校か分からないの!?」

「ああ...今まで攻めてきた事の無い高校だ」

おお!
新敵か!

って、嬉しくないわぁ~!

仲間ならまだしも、敵って...


「おい、どんどん増えていくぞ!」

「はぁ~?それって、ありぃ?」

と、言うか誰が狙いなんだろうか。
こんだけ来るって事は何か特別な理由がありそうだけど...

で、私はここで永遠に戦わなくてはならないのか?
うわ~...
絶対にイヤだわ~

などと考えていると、

ドカッ!ドカッガスッ!

って、何の音?

バリバリバリ...

おお!
敵が全滅!

「あ、杏奈」

「何となく来てみたけど、大丈夫?」

「って、事は杏奈先輩が雷落としたんですか?」

「ん?いいえ。私じゃないわよ」

へ?
じゃあ、誰が...

「先輩達、全然ダメじゃないですか」

こ、この声は...

「杏樹!」

「杏樹ちゃん!」

「手加減したらダメじゃないですか。特に秀会長」

まぁ、杏樹ちゃんは手とか抜かなそうだよね。
それに、手加減したら危ないってよく聞くし。

「で、杏樹はどうやってこの場所を知ったんだ?」

「私にも知らせが来たんです。流石に仕事に私情を挟んだらダメですから...ね...」

うわっ!
杏樹ちゃん!?

今、何が起きたかと言うと、
杏樹ちゃんはいきなり、フラフラっとして、
倒れちゃう...

「俺も来て正解だったみたい~☆」

と、思ったら、要先輩が無事、杏樹ちゃんをキャッチ。
凄いタイミングの良さだな。

「大丈夫...ですから。離して」

全然大丈夫そうに見えないけどね。

「凄い熱の癖して、何を言う。じゃ、俺、杏樹と寮に帰るから、今日はパスで~☆」

「お大事に~」

杏樹ちゃんは要先輩に、いわゆるお姫様抱っこされて寮に連れ帰されました。

「離して。と、言うか下ろしてください。凄い...恥ずかしいですから。歩けますから...」

杏樹ちゃんの口論が聞こえたが、

「無理無理。恥ずかしいのは我慢~☆そして、あまり喋らない事~☆」

まぁ、喉風邪だったら、喋ると悪化するもんね。
前に経験がある。
凄いのど痛かったなぁ。