超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ


「「「「「「「疲れた~」」」」」」」

「皆さんヤワですね」

「「「杏樹が凄すぎるだけだよ」」」

本当だよ。

杏樹ちゃん、凄すぎ。


「でも、先輩方。そろそろ着替えないと時間が...」

「「「「「うわぁっ!皆。着替えに行くぞ!」」」」」

「皆さん、テレポートした方が早いですよ」

「「「あっ!」」」

「ちょっと、待っていてください」

ポンッ。

ポンポンポンッ。

「はい。皆さんの服です。さっさと着替えましょう」

「「「「「..........」」」」」


「では、私は先に」

って、杏樹ちゃん!?

「どこから持ってきたの?これ」

「皆さんの部屋です。ついさっき行ってきました」

とことことこ。

ああ、杏樹ちゃんが行っちゃった。

さて、私も行くか。


ガラッ。


「って、早っ!」

私が行くと、杏樹ちゃんも杏奈先輩も着替え終わっていた。

いや、二人とも似合いすぎでしょ。

杏樹ちゃんはいつものカチューシャの代わりに白いリボンをつけていた。

黒い髪に凄く似合っている。

って、見とれている場合じゃなかった。

着替えなきゃ。