超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

要side

はぁ~.....

これはマズイ。

この状態であの作戦を実行させるとなると大変だな。
まったく、杏樹に気づかれるとは...不覚。

しかも、今回は俺、浮気とか全然してないんだけどな。

完璧に杏樹の誤解。

だって、あの人って、俺の






従姉だし。






流石に誰も従姉に手は出さないだろう。
血のつながりも濃いし。

しかも、法律的にもダメじゃなかったっけ?


それにしても、誰だったんだろうか。
杏樹と叩いたヤツは。

まったく。
杏樹の可愛い顔が可哀想なことになってしまっていたではないかぁ~(涙

シクシクシクシク...

「おい、要。お前なに百面相してんだよ。何か...キモイぞ」

「お前には分かんねーよ。お前にはなぁ~(涙」

「おいおい...お前、何故に泣き出した!?もう、キモイ通り越して怖いぞ!?」

「まぁまぁ。要にも色々あるんじゃないの?」

そうだ!
秀の言う通り。

でも、明日くらいに杏樹、迎えに行くか。

きっと、美月ちゃんの所だろうし。

実のところ、
俺の一番のライバルはあの子だったりして。
そんな気がしてきた。






要side 終わり