超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

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「次は食料品売り場に行きましょう」

「「「何で?」」」

「今日はコックの方がいないんです。と、言いますか、1月3日までいませんよ。だから、食料がないと、私達、死んじゃうんですよ」

そりゃ、死んじゃうね。

「で、誰が料理するんだ?要か?杏奈か?」

「私やりますよ?」

「「「結衣(先輩)(チャン)(ちゃん)って料理できるの(ですか)!?」」」

失礼なっ!

「ある程度は出来ます」

「じゃあ、要と結衣がやればいいんじゃない?」

「「「賛成」」」

「え~...俺?面倒くさい」

「「杏樹~...」」

「もしも、引き受けてくれたら、そうですね...私が一週間掃除係を変わってあげます」

「よし。乗った」

おお!
杏樹ちゃん凄い!
しかも、えらい!

掃除係を変わってあげるなんて。


「じゃあ、結衣先輩と要は二人で食料品売り場で食料を買ってきてください」

「「は~い」」

「あ、要は可愛い女の子がいたとしても、逆ナンされたとしても、結衣チャンから離れちゃダメですよ」

「分かっているよ~☆」

子供かっ!

「結衣は変な人について行っちゃダメだからね」

「私は子供じゃなぁ~い!!」

「「え?」」

何、その目は!
皆、私の事、子供だと思っていたの!?
酷い~...

「で、私とお姉ちゃんで他の材料を買ってきます」

他?
他に何を作るんだろうか。

う~ん...
まぁ、お楽しみって事かな?

「じゃあ、俺達は何をすれば?」

「特に無いですね。そこらへんでくつろいでいてください。あ、逆ナンに気をつけてくださいね」

「「分かってる」」

分かっているんだ。
って、そこを注意する杏樹ちゃんも凄いね。

そんなに逆ナンってされるものなんだ。

「じゃ、終ったら、またここに集合です」

「「「は~い」」」

杏樹ちゃんが仕切っている...
もう、Sクラスの人は杏樹ちゃんに任せすぎ!