超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

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「で、お姉ちゃん。何故、私達は水着を見ているんですか」

うんうん。
今、冬だよ?

「そりゃ、プールに行くからよ。年明けてからだけど」

「そんなの聞いていません」

うんうん。
ツクヅク杏樹ちゃんに賛成。

「だって、私が今、決めたもの」

「自分勝手にも程がありますよ」

「そぉお?まぁまぁ。じゃ、私はこれね」

「私は行きませんから」

「ダ~メ。杏樹。選ばないと...分かっているわよね?」

黒い!
杏奈先輩!黒いですよ!!

「.....分かりましたよ。選べば良いんでしょう」

「そそ。良く分かっているじゃない♪それに、杏樹がこないと要が他の女の子達に取られちゃうわよ?」

「.....///別に、いいですよ。年だって、差が大きいですし。私、小学生ですから」

あ~あ。
杏樹ちゃん、拗ねちゃった。
でも、杏樹ちゃんも赤くなるんだ。

まぁ、杏樹ちゃんは気づいてないかも知れないけど、要先輩は杏樹ちゃん以外、本気で付き合わないよ。きっと。

「だぁ~いじょうぶよ。私の妹だし、杏樹は可愛いから。とにかく、これでも着て。はい。こっちは結衣ちゃん」

「ええ!?私もですか?」

「もちろん。それじゃ、レッツゴー」

...杏奈先輩、今日は張り切っているな~...

って、杏奈先輩が渡してきたのってビキニじゃん!
腹の肉が見えちゃう!

絶対無理!
でも、着ないと、杏奈先輩がどんな事をしてくるか...

恐ろしいから、一応着ておくか。
で、きっと見て幻滅するから、大丈夫!

むしろ、腹の肉。
ありがとう!