超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

結衣side


いや~.....昨日は色々な事を知れたなぁ。
で、今日は大晦日!
もう、この学園に来て半年経つのかぁ。

意外と早いね。
それに、何かもうこの寮が私にとってホームって感じ。

「何、思い出に浸っているの?」

「あ、秀!いや~。もう何かここが私のホームって感じだなぁ~って思って」

「ふ~ん...そ。それより、さっさと着替えて、行くよ。結衣」

??

「行くってどこに?」

「何処って...今日は美玖と慶以外のSクラスで年越ししよう!って話を昨日したじゃん。忘れたの?」

ああ.....
そうだったっけ?

あ!でも、たしか美玖ちゃんと慶君。
来ないとか言っていたなぁ。

「あの2人はどーせ年越しだから、イチャつくんじゃない。まったく」

「ふ~ん。で、何で秀は不機嫌そうなの?」

「べ、別に。それより、さっさと着替えて!ホラホラ!」

「うん...」

ガチャン。

ん?
ってか、何で秀は勝手に私の部屋に入って来たんだろう。
良いって言ってないのに...

変態......
しかも、私、パジャマなのに.....

ホント変態だわぁ~。

「結衣、俺は別に変態じゃないから。そこは間違えないでね」

と、秀はドア越しに言ってきた。

変態じゃないなら、
じゃあ、痴漢?

「痴漢でも無いっ!結衣、俺の事、嫌い?」

何でそんな深刻そうに言うのさ。

「ちょっとチャカしただけじゃん☆」

「結衣。思いっきり、いらない事を要から学んだでしょう」

へ?

別に。

「何か、要に似てきている気が...」

「何か言った?秀」

「別に~。それより、早く!」

「あ、そうだった。って、もう着替え終わったけど」

凄いだろ。
ワッハッハ!

「へ~。結衣もSクラスの人間っぽくなってきたね」

.....それはどういう意味でしょう。

「え?杏奈とか、美玖とかは10秒で着替えられるよ。杏樹は、スパッっと着れるものなら、3秒らしい」

皆さん...何処まで色々な事を極めているんですか...

「じゃ、行こっか」

「うん」