超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ

廊下......

「で、秀。本当にモデルの仕事、やってるの?」

「......なんの事でしょう」

絶対に、やっているな。

「まぁ、秀ならありえるか」

「何が?」

何がって...
秀ならモデルでも俳優でもなんでも出来そう。

だって、細くて長い足だし、
それに、キレイな瞳と金髪。
この金髪って染めてないよね。
お腹だって、私みたいにぜい肉とか、絶対に付いていなさそう。

いいなぁ~。

「あのさぁ、結衣。何でいきなり俺を見て、頬を膨らますんだ?」

プゥ。

神様って不公平だよね。
絶対に、私のこと嫌ったでしょ!?

「面白いから、こうしてやる!」

パシッ。(両手で頬を挟んだ音)
プシュ~(頬の空気が抜けた音)

「何すんの!」

「いや~。何となくやってみたかったんだよね。ま、それより次に行くか」

「うん」