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寮.......
「うそ.....」
「本当だよ~☆何で~?☆」
何と、寮に悟はいなかった。
「杏樹と要太がいなくなったのよ」
「.....何故?杏樹も?なぁ、杏!」
「本当よ。杏樹もいないの。皆、いない」
何処に行ったのかな。
三人揃って。
しかも、
特に共通点が無いし、
杏樹は要太の事が好きじゃないし。
だから、一緒にどこか行くって言うのは無いでしょう。
「共通点.....?」
「そうねぇ。無く....無いわよ!」
「「は?」」
無く無いって、事はあるって事でしょう?
「三人とも、次の当主よ。月ノ宮家、影ノ宮家、そして土屋家」
???
「でも、杏樹は次期当主じゃないわよ」
「いいえ。ごめんなさい。杏奈。私は次代当主じゃないの」
.....どういうこと?
「私達は異母、または異父姉妹よ」
「嘘だろ.....」
「嘘じゃないわ。杏樹だけが本妻と現当主の娘だもの」
何でそんな事知っているの?
「私の母は愛人、杏奈の母は本妻。しかし、父が違うの。だから、私と杏奈は血が繋がっていないのよ。唯一、杏樹は皆と血が少しずつ繋がっているの。だから、次期当主は杏樹。私は影ノ宮家に嫁入りだから」
嘘...
そんな事、知らなかった。
「私はコレを小さい頃、教えられたの。それで、乳母とかに虐められて...だから、あなたに八つ当たりしてしまっていたの。ごめんなさい」
私だって、こんな事を小さい頃、教えられたら当たりたくなるわ。
それに、前に杏が倒れたのを私は知っている。
原因は栄養失調。
でも、きっと杏樹に当たらなかったのは、一番杏樹が小さくて、しかも次期当主だから、何を自分に後からされるか分からないから。
「でも、当主は茶髪じゃないとダメじゃなかったか?」
「いいのよ。別に。当主に一番必要なのは、大きな力。今、杏樹が持っている人のアビをコピーできる力」
......
「杏、私、あなたを許すわ。昔の事は水に流しましょう」
「.....いいの?」
「はい。今は杏樹や悟たちを探すのが一番ですから」
「ありがとう。私、一応、目星は付いているのよね。ついて来て」
寮.......
「うそ.....」
「本当だよ~☆何で~?☆」
何と、寮に悟はいなかった。
「杏樹と要太がいなくなったのよ」
「.....何故?杏樹も?なぁ、杏!」
「本当よ。杏樹もいないの。皆、いない」
何処に行ったのかな。
三人揃って。
しかも、
特に共通点が無いし、
杏樹は要太の事が好きじゃないし。
だから、一緒にどこか行くって言うのは無いでしょう。
「共通点.....?」
「そうねぇ。無く....無いわよ!」
「「は?」」
無く無いって、事はあるって事でしょう?
「三人とも、次の当主よ。月ノ宮家、影ノ宮家、そして土屋家」
???
「でも、杏樹は次期当主じゃないわよ」
「いいえ。ごめんなさい。杏奈。私は次代当主じゃないの」
.....どういうこと?
「私達は異母、または異父姉妹よ」
「嘘だろ.....」
「嘘じゃないわ。杏樹だけが本妻と現当主の娘だもの」
何でそんな事知っているの?
「私の母は愛人、杏奈の母は本妻。しかし、父が違うの。だから、私と杏奈は血が繋がっていないのよ。唯一、杏樹は皆と血が少しずつ繋がっているの。だから、次期当主は杏樹。私は影ノ宮家に嫁入りだから」
嘘...
そんな事、知らなかった。
「私はコレを小さい頃、教えられたの。それで、乳母とかに虐められて...だから、あなたに八つ当たりしてしまっていたの。ごめんなさい」
私だって、こんな事を小さい頃、教えられたら当たりたくなるわ。
それに、前に杏が倒れたのを私は知っている。
原因は栄養失調。
でも、きっと杏樹に当たらなかったのは、一番杏樹が小さくて、しかも次期当主だから、何を自分に後からされるか分からないから。
「でも、当主は茶髪じゃないとダメじゃなかったか?」
「いいのよ。別に。当主に一番必要なのは、大きな力。今、杏樹が持っている人のアビをコピーできる力」
......
「杏、私、あなたを許すわ。昔の事は水に流しましょう」
「.....いいの?」
「はい。今は杏樹や悟たちを探すのが一番ですから」
「ありがとう。私、一応、目星は付いているのよね。ついて来て」

