超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ


放課後.....
杏奈 side


あ~あ。
ついに来ちゃったか。

ハッキリ言うと、勝てるか、自信が無い。
でも、もしかしたらのために杏樹を呼んでおいた。

だって、あの子は誰よりも強いもの。


「ちゃんと来たわね」

「もちろん、ちゃんと来ますよ。杏さん」

「あらそう。それはよかった」

「あと、杏樹を審判に呼ばせていただきました。いいですよね?」

「別にいいわよ」

...あれ?
今、一瞬、杏さんの目が光ったような気がしたな...
でも、見間違えだよね。

「私は要太を連れてきたから、おあいこね」

まぁ、そうなのかな。

「では、決闘を始めます。このコインが落ちたら、始めてください」

そう言って、杏樹はコインを投げた。

決められたルールだから、私も良く知っている。
いつも通り。


そして、私と杏さんの決闘は幕を上げた。