要side
「大丈夫ですか?」
「何が?」
正直、杏樹が何を心配しているのか分からない。
「えっと、だからもう、気が済みましたか?って言う意味も含んでいたのですが...と言うか離してくれません!?」
「え~~~?もうちょっといいでしょ~☆」
俺はさっきから、
後ろから杏樹に抱きついていた。
「暑苦しいんですけど...」
「嘘だね。今、冬だし~☆」
残念。
いつもの言い訳は使えません。
「それより、結衣チャン達、勝ったかねぇ~☆」
「あ、それですが、あの2人、勝ちました。しかも、秀先輩が手加減無し勝負で勝利を手に入れました」
あ~~.....
手加減無しの秀か...
思い出したく無いな。
俺、何回か手加減無しの秀と戦った事があるけど、
あれは脅威だ。
もう、レベルで表せるものでは無い。
「要が落ち着いてくれたのはいいのですが、真面目に離してください。しかも、何してんですか!?」
「え~☆杏樹を引っ張っているだけ」
「何のために!?」
え~?
何でもいいじゃん。
なんとなく近くのが安心するし。
「あ、そういえば。杏樹、俺、決めたから」
「いや、何が?」
杏樹は俺の腕を振りほどこうと頑張っている手を止めた。
しかも、敬語じゃなくなっているし。
「俺、要太に決闘を申し込むから」
「また、どうしてそんな急に?」
急って.....
俺は苦笑しながら、
「ケジメをつけるには、そのくらいしないと。杏樹だって分かっているでしょ?」
昔、杏樹は自分に告ってきた奴がシツコイから、追っ払うために決闘をその男子に申し込んだ事があったな。
いや、杏奈もあったか。
変な奴に好かれるよな。
「.....まぁ」
と、杏樹は苦虫を潰したような顔をして言った。
「そ☆理解が早くて助かるよ」
「でも、もしかしたら、要太さん。あの人、要に助けを求めに来たかもしれませんよ?」
助け?
今更なんの?
「大丈夫ですか?」
「何が?」
正直、杏樹が何を心配しているのか分からない。
「えっと、だからもう、気が済みましたか?って言う意味も含んでいたのですが...と言うか離してくれません!?」
「え~~~?もうちょっといいでしょ~☆」
俺はさっきから、
後ろから杏樹に抱きついていた。
「暑苦しいんですけど...」
「嘘だね。今、冬だし~☆」
残念。
いつもの言い訳は使えません。
「それより、結衣チャン達、勝ったかねぇ~☆」
「あ、それですが、あの2人、勝ちました。しかも、秀先輩が手加減無し勝負で勝利を手に入れました」
あ~~.....
手加減無しの秀か...
思い出したく無いな。
俺、何回か手加減無しの秀と戦った事があるけど、
あれは脅威だ。
もう、レベルで表せるものでは無い。
「要が落ち着いてくれたのはいいのですが、真面目に離してください。しかも、何してんですか!?」
「え~☆杏樹を引っ張っているだけ」
「何のために!?」
え~?
何でもいいじゃん。
なんとなく近くのが安心するし。
「あ、そういえば。杏樹、俺、決めたから」
「いや、何が?」
杏樹は俺の腕を振りほどこうと頑張っている手を止めた。
しかも、敬語じゃなくなっているし。
「俺、要太に決闘を申し込むから」
「また、どうしてそんな急に?」
急って.....
俺は苦笑しながら、
「ケジメをつけるには、そのくらいしないと。杏樹だって分かっているでしょ?」
昔、杏樹は自分に告ってきた奴がシツコイから、追っ払うために決闘をその男子に申し込んだ事があったな。
いや、杏奈もあったか。
変な奴に好かれるよな。
「.....まぁ」
と、杏樹は苦虫を潰したような顔をして言った。
「そ☆理解が早くて助かるよ」
「でも、もしかしたら、要太さん。あの人、要に助けを求めに来たかもしれませんよ?」
助け?
今更なんの?

