「で、次はプレゼント探しか」
「あああああ!」
「どうした、秀」
「......五月蠅い」
大変な事忘れてたぁ!
「結衣って何色が好きだったっけ?」
「「「しらねーよ!」」」
『オレンジか白。お忘れずに』
『ああ、そう。ありがとう』
プチンっ。
「オレンジか白だって」
「.....ツクヅク思うけど、杏樹って物知りだよね」
「ああ」
「何で知っているんだろう」
まぁ、知れたからいいか。
「これにしよう」
****************
「ただいま~。結衣。起きてる?」
「うん。お帰り~って、流石におきているよ!」
「そうだよね。だって、もうお昼過ぎだし」
もう、14時くらい。
「ねぇ、秀。チェスやらない?」
「え?別にいいけど、何でチェス?」
「今日、杏樹ちゃんに教えて貰ったの」
「本当にツクヅク何でも知っているな。あの子は」
「本当だよねぇ。尊敬できる」
「いや、年下を尊敬するの?」
「関係無いでしょ。年は」
まぁ、そうだけど...
「じゃあ、やるか」
「うん!負かしちゃうからねぇ」

