超能力的生徒会 in 蝶野学園Ⅱ


「で、次はプレゼント探しか」

「あああああ!」

「どうした、秀」

「......五月蠅い」


大変な事忘れてたぁ!

「結衣って何色が好きだったっけ?」

「「「しらねーよ!」」」

『オレンジか白。お忘れずに』

『ああ、そう。ありがとう』

プチンっ。


「オレンジか白だって」

「.....ツクヅク思うけど、杏樹って物知りだよね」

「ああ」

「何で知っているんだろう」

まぁ、知れたからいいか。

「これにしよう」


****************


「ただいま~。結衣。起きてる?」

「うん。お帰り~って、流石におきているよ!」

「そうだよね。だって、もうお昼過ぎだし」

もう、14時くらい。

「ねぇ、秀。チェスやらない?」

「え?別にいいけど、何でチェス?」

「今日、杏樹ちゃんに教えて貰ったの」

「本当にツクヅク何でも知っているな。あの子は」

「本当だよねぇ。尊敬できる」

「いや、年下を尊敬するの?」

「関係無いでしょ。年は」

まぁ、そうだけど...

「じゃあ、やるか」

「うん!負かしちゃうからねぇ」