杏樹side
「大丈夫ですか?要」
私は要と一緒に寮の部屋にいる。
さっき、私は戦いに勝ち、
要を引きずって帰ってきた。
で、私は要をベッドの上に寝かせ、
治療中。
さっき、要太さんにこっ酷く殴られていたからね。
「.....ごめん、杏樹」
「何がですか?それより、傷の方はもう大丈夫ですか?」
「え?うん。もう杏樹のおかげでスッキリ綺麗に治ったから大丈夫」
本当でしょうか?
私的には大丈夫じゃないと思います。
身体の傷は癒えていても、
心の傷が癒えていないような気がする。
「それより、何で要太と杏はここに来たんだろう」
う~ん.....
恐らく、それは、
「私が思うに、要太さんと杏さんはその...」
「いい。ハッキリ言って」
「あくまで、予想ですよ?きっと、杏奈お姉ちゃんと要の大切なものを取りに来たのでは無いでしょうか?予想ですけど」
私、実はさっき、少し彼らの心を読んでしまいました。
で、分かったのです。
彼らは杏奈お姉ちゃんと要に腹いせをしにきたのだと。
でも、要太さんと杏さんは幸せになったはず。
そして、要とお姉ちゃんはここで幸せな毎日を送っているはず。
って、言う事は彼らは幸せな毎日を送ってはいなかったと言う事。
そして、彼らは自分よりも劣っているお姉ちゃんや要が幸せ、もしくは充実した毎日を送っている事を知り、頭にきたと言う事か。
なんとも、自分勝手な。
「大切なもの.....?」
「恐らくは。そして、暗闇のどん底に落とそうと言う魂胆が丸見えですね。所で要の一番大切なものって何ですか?」
そしたら、私は要の心をズタぼろにされる前にその大切なものを守る事が出来るかもしれない。
私はもう弱気な要は見たくない。
昔、要太さんたちと一緒にいた頃、
ほとんど要は虐められていた。
.....要太さんに。
その虐め方は言い様の無いほど、
可哀想で、痛そうだった。
私は要の傷を見るたびに、
癒してあげていた。
でも、私は今の明るい要のほうが好き。
だから、もうあんな目には合わせたくない。
「.....ゅ。俺の大切なものは杏樹自身だよ」
「大丈夫ですか?要」
私は要と一緒に寮の部屋にいる。
さっき、私は戦いに勝ち、
要を引きずって帰ってきた。
で、私は要をベッドの上に寝かせ、
治療中。
さっき、要太さんにこっ酷く殴られていたからね。
「.....ごめん、杏樹」
「何がですか?それより、傷の方はもう大丈夫ですか?」
「え?うん。もう杏樹のおかげでスッキリ綺麗に治ったから大丈夫」
本当でしょうか?
私的には大丈夫じゃないと思います。
身体の傷は癒えていても、
心の傷が癒えていないような気がする。
「それより、何で要太と杏はここに来たんだろう」
う~ん.....
恐らく、それは、
「私が思うに、要太さんと杏さんはその...」
「いい。ハッキリ言って」
「あくまで、予想ですよ?きっと、杏奈お姉ちゃんと要の大切なものを取りに来たのでは無いでしょうか?予想ですけど」
私、実はさっき、少し彼らの心を読んでしまいました。
で、分かったのです。
彼らは杏奈お姉ちゃんと要に腹いせをしにきたのだと。
でも、要太さんと杏さんは幸せになったはず。
そして、要とお姉ちゃんはここで幸せな毎日を送っているはず。
って、言う事は彼らは幸せな毎日を送ってはいなかったと言う事。
そして、彼らは自分よりも劣っているお姉ちゃんや要が幸せ、もしくは充実した毎日を送っている事を知り、頭にきたと言う事か。
なんとも、自分勝手な。
「大切なもの.....?」
「恐らくは。そして、暗闇のどん底に落とそうと言う魂胆が丸見えですね。所で要の一番大切なものって何ですか?」
そしたら、私は要の心をズタぼろにされる前にその大切なものを守る事が出来るかもしれない。
私はもう弱気な要は見たくない。
昔、要太さんたちと一緒にいた頃、
ほとんど要は虐められていた。
.....要太さんに。
その虐め方は言い様の無いほど、
可哀想で、痛そうだった。
私は要の傷を見るたびに、
癒してあげていた。
でも、私は今の明るい要のほうが好き。
だから、もうあんな目には合わせたくない。
「.....ゅ。俺の大切なものは杏樹自身だよ」

