5分後.......


「流石、杏樹.....」
「そうだね」

杏樹ちゃんはさっき言った通り、
先輩達に全力で行って、
全力でボコって、
杏樹ちゃんは一人で2人に勝っていた。


「「あは、あはははは...」」

冷めた笑いしか出来ない、私達であった。

って、他に出来そうなリアクションが見つからない。



「.....勝者、Sクラス代表、月ノ宮 杏樹、影ノ宮 要」

「「「「「わ~.....?」」」」」

観客までハテナマークが出てる。



「あの、先輩方、私、要を部屋で治療してきます」

あ、そっか。
要先輩の場合は治療か。

だって、すんごい力で鳩尾殴られていたし。


「うん。いってらっしゃい」

「あ、それと、罰ゲーム。忘れてませんよね...?」


うげっ!


「忘れて無いよ。大丈夫。俺らに任せて。杏樹は要を宜しく」

「はい。では」

そう言って、杏樹ちゃんは要先輩を引きずりながら、寮に向かって行った。



って、

「杏樹ちゃん、私達に『頑張れ』の言葉一つも言ってくれなかったよ!?」

酷いと思わない?

「あ~...杏樹は意外とツンデレな所があるから、さっきの罰ゲームの事を出したでしょ?あれ、杏樹なりの応援」


え!?
それ!?

絶対気づくの大変でしょう!?
って言うか、無理がある......

でも、杏樹ちゃん。
一応、私達の事、応援してくれてたんだ。

何か心が温かい。

よし。
杏樹ちゃんの期待を裏切らないように、
頑張ろう。