「里美……」 ドクッ 心臓が跳ねる。 別れ話なら聞きたくない!! 「前…無理矢理キスしてごめんな……?」 へ………? あれ……? そのこと!? 「なんか、このことについて話したことはあったけど、俺、ちゃんと謝ってなかったじゃん?」 リュウ…… 「だから、ホントごめん!」 頭を下げて謝るリュウ。 もう、そんなこといいのに! 「いいよ、リュウ。」 「里美?」 「今は幸せだから…前のことはもういいよ?」 私がそう言うと、リュウは少し笑って、 「ありがとう…里美。」 と言った。