俺は沢山の花を持って麻衣の病室に行った

「たっくん!」

「おばさん!これの麻衣に!」

「ありがとう…ありがとう」

「部屋中に花を!」

「うん!」

そして部屋中がお花畑になった

「たっくん一人で?」

「うん」

「やっぱり麻衣の王子様なのね」

「え…?」

「何でもない」

これで麻衣が目を覚ましてくれたら

俺は毎日そればかり願っていた