恋が生まれる瞬間

既に見なれた美しいフォームで悠々とゴールする鳴瀬君。




「やったぁー!」


応援席からみんなの声が聞こえる。

予選突破。







「里香、やったね。次、頑張るから」



退場門のところで真由ちゃんとすれ違う。



「うん、頑張ってね。応援してる」

真由ちゃんは、ガッツポーズで走って行った。







「お前、緊張し過ぎ。走れないかと思った」

コツンと頭を叩かれた。振り向くとバトンを片手に私の頭を叩く鳴瀬君