恋が生まれる瞬間

私以外の子はみんな運動部に所属しているから、それぞれの場所へ散って行った。



「…さて、帰ろ」

ノロノロと陸上部の部室へ向かう。





着替えを終えて、部室棟から出ようとした時、

「おい、戸田」と声をかける鳴瀬君が立っていた。




「あ、鳴瀬君。お疲れ」



「戸田もな。はい、コレ頑張ったご褒美」



そう言って差し出されたミルクティ