恋が生まれる瞬間

どうしようかな、トイレで着替えちゃおうかな…


教室の後ろにあるロッカーからジャージ袋を取り出す。



「あ、戸田さんいた!ごめん私、気付かなくって。
ね、着替え陸上部の部室行こ」


「えっ?」


「ほら、急いで!ここじゃ着替えらんないでしょ?」




永山さんはそれだけ言うと、グイッと私の手を取り、ダッシュし始めた。




「ホント不便だよね。こういう時、更衣室くらい用意してよね?」




永山さんに腕を取られながら、
部室棟まで一気に階段を下りる。



でも、危ない…転びそう