恋が生まれる瞬間

話し合いと言うよりは、陸上部の子達を中心にあっという間に決めてくれて、私はそれをただ見守るだけで…




「よし、じゃあ、さっそく今日の放課後から練習しよう」

「オッケ―、さっさとやって終わりにしよう」





「頑張ろうね、戸田さん」



不意に肩をポンっと叩かれて意識が戻る。

横を見ると、さっきテキパキと話を進めていた永山さんがニコニコとこっちに向いている。




「戸田さん、去年けっこう速かったよね。部活なんかやってるの?」

「えっ?
ううん、何にもやってないよ。」