恋が生まれる瞬間

真由ちゃんが指差す方には、リレーに出る子達が集まって、私に向かって、コッチコッチと手招きしてる。

もちろんその中には鳴瀬君もいる。




「あ、ごめん。今行く」




何がなんだか、分からない頭をフルフルと振りながら、私を呼ぶ輪の中に向かった。









「じゃあ、さっそく走る順番決めようか」

「男女交互に走る?最後は鳴瀬でいいんじゃない?」

「いいんじゃない。あとはみんなの走りみてからかね?――」